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メタバース不動産投資

By
Masahiro Ikeda
更新日: 
作成日: 
2022-01-22
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メタバース不動産投資は検討価値有り?

今日は話題のメタバース(仮想現実)の不動産取引についてカバーしたいと思います。 

ここ数ヶ月、このメタバースの仮想土地が数百万ドル(数億円)で取引され始めており、これはメタバースが今や現実世界と同じように価値が出てきているという証明となり、世の中を騒がせています。 

メタバースは仮想現実なので、リミットの無い世界です。そのリミットの無い世界の土地が数億円で取引きされているとはどういう事でしょうか? そしてなぜそれに価値があるのでしょうか? 一般大衆には理解しづらいコンセプトですが、メタバースの世界を見ていきましょう。

メタバースとは?:

メタバースは新しいソーシャル活動の形です。現在我々は既に電話やコンピュータを通じて仮想世界と繋がっています。 物も買えるし、遠隔にいる他人とのコミュニケーションも可能です。 この仮想世界とのつながりをもっとリアルにするのがメタバースです。 実際にメタバースの世界はアーティストがコンサートを開催したり、ミュージアムでNFTを展示するなど人々のエンタテイメントスペースとして育ちつつ有ります。 昨年、ジャスティン・ビーバーがこのメタバースでライブイベントを行いましたが、大勢の観客がこのメタバースを通してジャスティンのライブに参加しました。 現在のメタバースの世界はスクリーンを通してか、ヘッドセットを付けての仮想体験となりますが、将来はホログラムなどを使ったより現実に近い世界になると予想されています。

 

次に現在のメタバースのメインプレーヤーの紹介:

仮想通貨でビットコインなど、たくさん仮想通貨が存在するように、メタバースにもたくさんのメタバースが存在します。 現在の所、アメリカでは 21のメタバースから仮想土地を購入することができます。 その中でも代表的なメタバースは DecentralandとSandboxです。 

Decentraland:昨年11月にMetaverse Group が234万ドル(約2億6千万円)で土地を購入しました。購入された土地はバスケットボールコートと同じぐらいのサイズでした。 

Sandbox:そしてDecentraland 11月の取引価格を上回る430万ドルの土地の売買取引がされました。投資したのはリパブリックリアルムという投資会社です。 この投資会社はニューヨークのマンハッタンに拠点を構えますが、会社のホームページを見ると日本人のエンジニアを複数抱えています。 昨年、Sandboxで100の仮想土地が各1万5千ドルで販売されました。 現在、その土地を販売すると30万ドルで売れるそうです。(2000%ROII!!)土地の価格は上昇を続けており、ここ数ヶ月で400-500% の上昇を記録しているそうです。 

仮想土地の価値はどうやって決まるか?:

リアルの世界と同じく、ソーシャルネットワーク効果が高い場所は価値があると言えます。 例えば、先程のジャスティンビーバーのコンサートの例があったように、今年はDecentlandで80人のアーティストが集結する4日間のライブコンサートが開催され、5万人がこのライブに参加します。 このようなコンサートの開催される所、人が集まる所は仮想世界でも土地の価値は高くなります。 またアメリカのラッパーであるスヌープ・ドッグが購入した土地の横の土地は周りの相場を大きく超えた45万ドルで取引されました。

誰から土地を買うのでしょうか?:

土地の販売者はメタバースの開発者です。 メタバースの開発者は投資会社からファンディングを受けてこのメタバースの世界を構築しています。Sandbox は数ヶ月前にソフトバンク率いるベンチャーキャピタルグループから9300万ドル(約100億円)の出資を受けています。 

どうやって仮想土地を買うのか? 

メタバースはそれぞれの仮想通貨を持っておりその仮想通貨を購入する事で土地を購入する事ができます。 

仮想土地の希少性は? 

それぞれのメタバースでは土地の販売数を限定しています。 Sandboxは166,000の土地に限定しており、 Decentlandは90,601です。 

今後のメタバースの展望:

現在は非上場のプレーヤーがマーケットを牽引していますが、メタバースのマーケットポテンシャルが大きいという証明は、フェイスブックが自社名をメタに変更し、10ビリオンドル(約1兆1000億円)ものお金をメタバースに投資することを発表している事からも伺えます。 

投資リスク分析:

この領域はまだ黎明期なので、大きなポテンシャルを含みます。現在まだ3万人程度しかこのメタバースの世界に土地を所有していません。 ダウンサイド(リスク)としては、まだこの領域はテクノロジーが確立していないので、現実世界との間に大きなギャップがあり、ゲームの世界の域を抜けていません。 それゆえまだこのメタバースで土地の転売以外に賃貸収入、広告収入などの利益を得ている人はいません。 どのぐらいのスピードで仮想現実テクノロジーの革新が起こっていくか分かりませんが、仮想現実がもっとリアルに、一般大衆が訪れる場所になれば本当に価値があるソーシャルネットワーク効果の高い場所になると思います。そして将来に向けて、戦略的に土地を所有しておく事は良い投資戦略になるかもしれません。 

ハイリスクハイリターンの投資家にとってはワクワクする機会であることは間違いないでしょう。 

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Masahiro Ikeda
Founder and Licensed Broker, Blue Pacific Capital